今池平和寮の軌跡

 
平成2年  今池平和寮開所
 
平成12年  保護施設通所支援事業(アフターケア)開始 
       施設内に憩いの場『なごみ』を開設
 
平成18年  自立生活訓練事業『つばさ』開始
 
平成22年  居宅生活移行支援事業開始
 
平成27年 今池平和寮閉所
 
 
 当時高齢単身の生活困難の人々が利用する救護施設のひとつとして、大阪市の委託により平成2年、大阪市西成区内の釜ヶ崎(あいりん)地域に隣接した地域で、『救護施設 今池平和寮』が開所となりました。身体若しくは知的・精神に障がいがあり、生活上何らかの問題の為、日常生活が困難な方に入所して頂き、生活保護法により健康で安心した生活を営む施設となっていました。救護施設の利用には、障がい種別による制限はありません。他法や他制度では対応困難な方の受け皿となる救護施設は、『地域におけるセーフティーネット』として支援を必要とする方々のために必要不可欠な存在として運営してきました。
 更に平成12年4月からは、今池平和寮を退所した後も地域で安定した生活を送る為に、『自立生活支援事業(アフターケア)』を開始。施設に通所して頂き、生活指導・生活訓練、就労指導を行う「訪問指導」を一体的に実施。事業終了後も今池平和寮独自のアフターケア事業【ボランティア】へ移行し、継続したサービスを受けられることで、利用者一人ひとりが地域で安心して暮らすことの出来る可能性を広げてきました。その結果、平成22年3月の時点で自立援助者は100名以上に上ります。
 財団の中で5番目に誕生した施設ですが、耐震問題により平成27年3月を持ちまして、25年の歴史に幕を下ろしました。
 そこで、救護施設平和寮を母体としながら、西成区に分室という形で平成27年4月より新事業所を展開することとなりました。分室の為24時間体制の利点(金銭管理等)を失ってしまいますが、関係機関と本人との間に入り連携を密に取ることにより、今後も安心して地域で暮らしていける支援提供の継続、社会からの孤立・孤独死の防止に努めていきます。