地域貢献事業
日本ヘレンケラー財団の地域貢献事業について
日本ヘレンケラー財団では、これまで各施設において、「開かれた施設」「施設の社会化・地域化」等といった目標を掲げ、近隣地域住民の皆様や関係機関の方々との繋がりを大切に育んできました。これまでの取組みとしては、清掃活動や、防災訓練、お祭り等といった地域イベントへの参加、施設を開放しての季節行事や音楽鑑賞会、福祉講座の開催等といった取組みが挙げられます。このような各施設での取組みについては、当然これからも継続していきますし、取組み内容の更なる質の向上にも努めていきたいと考えています。
法人設立から約70年に亘りコツコツと育んできた上記のような取組みをベースとして、平成28年度から日本ヘレンケラー財団は、法人全体としても「地域貢献事業」として地域課題への取組みをスタートさせます。
法人全体とはいえ、北は大阪市此花区、南は阪南市とかなり拠点となる事業所の設置場所には幅があるため、法人全体を「大阪ブロック」「和泉ブロック」「阪南ブロック」の3つに分け、活動を実施することとなりました。このため、よりそれぞれの地域が抱える課題に沿った形での取組みを実施することができるのではないかと考えています。
これから、ホームページにてそれぞれのブロックの取組みを紹介していきますので、ぜひ皆さん楽しみにしていてください。よろしくお願いいたします!
大阪ブロックの取組み
大阪市内ブロック 地域貢献講演会打ち合わせ会議をしました
2019-01-22
1月21日、今月の26日にアテナ平和で開催いたします大阪市内ブロックの「口腔ケアについて考える~口から食べる幸せを求めて~」の打ち合わせを行いました。
平成に入ってから、多くの自然災害に遭遇しました。災害に見舞われた際にどのようにして口腔ケアを行っていくべきかなどを講演いただきます。竹市氏が実際に被災後の熊本に行かれた際のお話も聞けます。
参加していただける皆さんには、防災グッズも用意しております。開催日までわずかですが、まだ、間に合います。多くの皆様の参加をお持ちしております。
≪申し込み・問い合わせ先≫
障がい者支援施設 アテナ平和 担当:野間口・田島
06-6629-2062
30年度第2回講演会を実施しました!
2018-12-07
去る10月24日に、本年度1回目の地域貢献事業を開催しました。
昨年度はミネルヴァあべのの地域交流スペースで、児童平和寮のスーパーバイザーであり、世界ランク7位のブラインドランナー、谷口真大さんの講演会を実施しました。
本年度は、法人施設を出て、学校へ出前講演をすることにしました。記念すべき第1回目は、児童寮の子どもたちも通う、阿倍野小学校となりました。阿倍野小学校は児童寮が主となり、谷口さんの講演を行う機会をいただきました。学校側が視覚障がいに関する授業を行ったり、点字を勉強したりと、準備をしてくださっていたので、とても有意義な時間を過ごすことができました。子どもたちも、谷口さんの話に吸い込まれるように聞き入り、子どもたちが作った点字名刺を読んでもらうと、とてもうれしそうに喜んでいました。点字名刺を読んでもらうのを待つ間や、読んでもらった後は、教室後方に展示した、点字タイプやユニバーサルデザインの施されたゲームなどに触れていました。
次回の出前講演は、専門学校に行く予定をしています。学校と相談しながら、専門学生さんたちが谷口さんの講演が聞けて良かったと思ってもらえるようなものにしていきたいと思っています。
次の大阪市内ブロックの地域貢献事業は、1月26日13時から、「口腔ケアについて考える」をアテナ平和で開催します。災害時の口腔ケアの話もあります。詳細は、近々、ホームページにアップします。事前申し込みが必要ですが、興味のある方はぜひご参加ください。
大阪市内ブロックからのお知らせです!
2018-12-06
平成31年1月26日(土)に 地域の皆様にむけて
『口腔ケアについて』の講演会を実施します。
講師はNPO法人 口から食べる幸せを守る会 副理事長 竹市 美加様を
お迎えし、口から食べることの大切さや 口腔ケアについて、また災害時にどのような事に気を付ければいいのか? など盛りだくさんの内容です。
参加された方には防災関連グッズをお渡しする予定となっていますので、
ぜひ、お子様からご高齢の方まで、たくさんのご参加お待ちしております!
尚、詳細はご案内のポスターをご確認ください。
事前申し込みとなっておりますので、 ご協力よろしくお願いたします。
平成30年度第6回目の会議を行いました
2018-10-15
10月12日、大阪市内ブロックの第6回打ち合わせ会議を行いました。10月24日に阿倍野小学校にて実施します、第1回出前講演の打ち合わせを行いました。谷口先生のお話と、児童たちが作った点字名刺を谷口先生が読んで、名前を呼んであげることが中心となります。名前を呼んでもらった児童から、教室の後ろに展示する、点字タイプや点字絵本などを見てもらい、そのほか、ユニバーサルデザインについて説明などもできたらと考えています。
平成30年度第5回目の会議を行いました
2018-09-25
9月21日、大阪市内ブロックの第5回打ち合わせ会議を行いました。今年度から実施する、出前講演は10月に阿倍野小学校で行うこととなりました。子供たちは、事前に点字の学習などを行い、点字の名刺を作ってくれるそうです。その点字名刺を講師の谷口さんが読み上げると、児童たちはとても喜ぶそうです。できるだけ多くの児童の名刺を呼んでもらえるように工夫をしていきたいと計画しております。
和泉ブロックの取組み
『すみのえ育』さんの交流会に参加
2016-05-02
これから「こども食堂」を始めようとしている方々の集まりがあるとお声を掛けていただき、『すみのえ育』さん主催の交流会に参加させていただきました。住之江区に関係する行政、福祉関係の方、個人で『すみのえ育』さんを支えておられる方が参加されており、『すみのえ育』さんが立ち上げる時にどのように活動されたか、これから「こども食堂」を始めるにはどういったことをクリアしていくのか、それぞれの立場で現状や課題等を話されました。私達はまだ「こども食堂」をやろうかという入口。交流会での意見を大切に持ち帰らせていただき、一つ一つ検討していくところです。
こども食堂の見学
2016-04-27
『すみのえ育(はぐ)』さんに見学に行かせていただきました。住之江区の市営住宅を拠点として活動されており、毎月第2・4の水・木にこども食堂を開催されています。第2・4水曜は子供だけでなく高齢者の方もOKで、私たちはその水曜日にお邪魔しました。
17時からですが、すでにご婦人が4名ほど座っておられ、談笑しながら調理されている食事を待っていらっしゃいました。メニューはトロカレイのムニエル、豆腐と豆苗の豆乳スープ、無農薬野菜のグリーンサラダ、無農薬玉ねぎとカイワレの卵とじ、雑穀米。おいしそうな写真を撮っている間に次々にご婦人が訪れます。また、子供たちも5人ほど集まり、わいわい話をしながら食事がすすんでいました。
第1回会議
2016-04-11
4月11日(月)、太平、じょいふるはかた、IL伯太の3事業所にて、この伯太町に貢献できる事業は何かと相談しました。
和泉市ブロックでは、「こども食堂」を考えようということになり、ネットで検索。大阪府下で実施されているところへ見学に行く段取りを行ない、「こども食堂」を行なうにあたって必要なネットワークや方法等を洗い出すことにしました。
阪南ブロックの取組み
第3回目の話し合い
2016-06-16
前回の会議では「災害時の避難について」を考えたが、災害の中でも「非常時の対応」に目を向け話し合った。互いに福祉避難所として地域での役割を担っているが、保存食については確保出来ていない。以前、福祉避難所の指定を受けた際に、物資の供給は避難先や確認が取れ次第必要分は配置していく、そのため、非常食や備品の補充が十分でなくても構わないとと助言を頂いたこともある。
★結論の一つ 法人が行っている合同の防災訓練とは別にした方がよいと思われた。
事業費として7万円あり、その金額を使い非常食を購入し試食会をしてはどうか?との意見。施設職員としても、避難が終わり安全確保後には炊き出しなどがあり、その対応が出来るのかも心配する一つである。その炊き出しを、施設職員と地域の方とで協力して行い、体験の場を設けるのはどうかとの話となる。
★メイン 炊き出し
(炊き出しをメインにして集まるには、企画力が弱い)
〈以下の点を今後も検討〉
○障がい者施設の啓発を含み、両施設スタンプラリーを用いてまわってもらい見学を兼ねる。
○両者の施設で協力するにも場所をどこに設置するか。
○防災に関して言うなら、市役所との連携が出来るか、消防署との連携ができるか。
○互いに看護師が所属しているので、災害時に役立つ医務知識など。
○地域にあるものを再確認(公衆電話など)
○行事等の企画になってくるため、ワーキンググループの設置を検討。
防災に関するならリスクマネージメント担当者や看護師、支援員で。
第2回目の話し合い
2016-05-16
「災害時の避難について」を考える
法人として秋口に合同防災訓練を毎年企画しており、地震に対するものや災害に対しての保存食の扱い方についてなどの取り組みを行っている。施設により防火管理体制は異なっており、児童に対しては毎月の訓練実施は必須であるが、成人施設は防災計画により最低年2回の実施となっている。
これらを話す中で、避難訓練をする際に地域の指定されている避難場所へ誘導する時も、当日出勤している職員の人数にもより避難自体困難なことは予想される。
そうならない為には、地域住民との連携も必要とされるため、住民と協同した防災訓練を考えてはどうかと検討する。
第1回目の話し合い
2016-04-14
たんぽぽ園・さつき園まつのき園、それぞれの事業所で、現在地域へ向けて行っていることを確認。
○たんぽぽ園では、施設を活用した地域住民との交流活動や施設の一部を保護者に貸し出す取組みとして「保護者サロン」を実施。
社会福祉協議会と協働しボランティア活動を推進し、障がい者への理解・施設の啓蒙啓発活動を実施。
○さつき園まつのき園では障がい者への理解・啓発活動として講座を年4回は設けており、七宝焼教室や防災訓練の講座内で啓発を行っている。互いの施設の活動は地域にも密着しており、現状も変わらないであろうと確認している。
サンブライドやひまわりカフェという活動の中で、当事者の方の余暇を支援し、コミュニケーションの場を設けている。
★2施設が地域に対し何ができるのか?
★対象の方が成人と児童である。
ということからも、まずは各施設で行っている防災についての見直しと、協力はできないだろうか?、今後も考えられる南海トラフ地震のように大災害となると、福祉避難所としての役割も大きく、単独施設だけでは対応しきれないこともあるのでは?と話し合った。