アテナ平和 施設日記
アテナ平和 施設日記
Sさんの日常業務
2018-11-07
今回は特別編の第一弾としまして、普段と違った視点での施設日記をお送りします
今回は生活介護スバルの支援員Sさん(入職3年目)の一日の業務に密着した内容を書かせて頂きます
(写真が多いので、それぞれ番号を確認して下さい)
①スバルの一日は、その日勤務するスタッフが集まっての朝礼から始まりますその日の流
れを把握し、スタッフの動きを指示するリーダーから一日の流れの説明を行いますまた朝礼は、前日の反省点や今日やるべき課題など皆で意見を出し合える貴重な時間でもありますSさんは積極的にリーダーへ意見を挙げ、一日のカリキュラムに関し先輩スタッフへ色々と質問をしていますね
②スバルは入所支援と併設している生活介護事業所です。朝礼後は、入所者さんの朝の身支
度を手伝う業務、在宅利用者さんを送迎車で迎えに行く業務にそれぞれのスタッフが分
かれます今日のSさんは在宅利用者さんをバスで迎えに行く添乗の業務にあたります
スバルでは現在普通車2台とマイクロバス1台が送迎に出ています車両内での利用者
さんの安全を確保するため、各車両の後部座席には必ずスタッフが添乗しますマイクロ
バスは車体が大きいので2名のスタッフが添乗しますそれぞれ利用者さんのお宅に到
着する10分前にお電話し、到着後は大きな声で挨拶して利用者さんを迎え入れます「朝一番の挨拶には特に気合を入れてます!」とSさん
③送迎が終了し、利用者の皆さんが揃われた時点で午前活動が始まります毎朝定
番としている体操で体をほぐした後、Sさんは活動内容を皆さんに説明していますこの
時Sさんが一番気を使っているのは「皆さんに分かりやすく伝えること、そして参加し
て頂く活動内容に納得して頂く事」だそうです“利用者主体”を意識した素晴らしい姿
勢だと思います
④いよいよ活動が始まりますスバルでは利用者さんの特性に合わせた活動をいくつかの
班に分かれて実施しています今日の午前の活動においてSさんは“陶器班”に参加業
者さんからお預かりしたたくさんの陶器を紙で包装するという作業です単純なようで
奥の深い作業ですもちろん集中力も必要ですし、作業時間中利用者さんのモチベーショ
ンが下がらないよう、スタッフにはメンタル面での支援力も問われます
【現在陶器の作業は一時中断しているのですが、この作業を日課とされている利用者さ
んがいらっしゃるので、同じ陶器の包装を繰り返し行って作業を継続しています】
⑤12時になると皆さん楽しみにされている昼食タイムですスタッフは休憩をとる人と
利用者さんの食事介助にあたる人に分かれます
アテナ平和館内で平日に提供されている昼食はブリッジの皆さんが丹精こめて作ってくれたお弁当です味・見た目・値段などのあらゆる面で素晴らしいお弁当です隠し味に使用されている“愛情”が食欲を増進させますこの仕事をする上でSさんの一番の悩みは「ブリッジの弁当が美味しすぎて箸が止まらないこと」だそうです
⑥1時間の休憩を終え、Sさんは現場に戻ります。パソコンに向かってしているのは記録の
入力です正式には「サービス提供記録」といい、このお昼のタイミングでは午前中の各
利用者さんのご様子・提供したサービス内容・その他特記事項をパソコンへ入力していき
ます記録は過去と今を繋ぐ重要なツールですお昼から出勤するスタッフや、1年後・
10年後に見返す際の貴重な資料となります。現場で記録入力する際はパソコンだけに
集中していられません周りの見守りも兼ねていますので、色々な所へ気を張っていなけ
ればなりません
⑦14時から午後の活動が始まります午後は午前とはまた違ったグループ編成を行って
おり、それぞれのグループで創作や運動、ブリッジから下請けたタオルのたたみ作業、散
歩や映画鑑賞、時には利用者さん間でのミーティングも行っています
今日のSさんは明日自分が所属するグループの外出を控えているということで、午後か
らは現場を抜けて買い物へ出かけました「買い物やデスクワーク等の直接利用者さんと
関らない仕事は、勤務を終えてからする」という福祉はもう時代遅れです「仕事は勤務
時間内に」というのが今の福祉のスタイルなのです時間通りに仕事を終わらせ、充実し
たアフターファイブを送ることが、また仕事へプラス要素をもたらすのです
⑧15時のティータイムを終えると、利用者の皆さんをご自宅へ送迎させて頂きますその
後活動フロアは日中の騒がしさが嘘のように静まり返りますSさんはいつもその静けさ
の中で今日の自分の支援を振り返るそうですそこで後悔が生まれることもあれば、達成感やさらなる課題を見出すことがあるそうですこれからもぜひ頑張ってほしいものです!
17時で日勤スタッフの業務は終了となりますが、その前に終礼を行います朝礼同様、今日の業務に携わったスタッフが介して意見を出し合える貴重な時間です
今回の密着取材に協力してくれたSさん、本当にありがとうございました入社3年目
といえば、色々悩むことも多い頃だと思いますですが、その中でもSさんなりに自分の
支援の振り返りを行い、積極的に周りのスタッフへ質問や意見をしておられましたまさに
アテナ平和が誇る「人財」だと感じました