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アテナ平和 施設日記

アテナ平和 施設日記

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就労支援 ブリッジ 今日の作業風景①

2017-07-13
こんにちは
 
今回はブリッジ<厨房>の1日の流れについて、作業風景も交えながらお伝えします
 
●7:00~厨房スタッフが出勤   
お弁当のおかずを作り始めます。
本日のメニューは 【鶏のチリソース・大根の煮物・ポテトサラダ・きゅうりの酢の物・ご飯・なめこのみそ汁】
 
●9:00~ご利用者が出勤     
お弁当詰めを始めます。
汁物担当は汁物づくり、刻み食作りを進めます。
(出汁からこだわっています!!)
 
●10:30~お弁当の出荷     
2台の車でそれぞれの配達場所へ出発します。    
(地域の作業所・企業の研修センターなど)
その後、次の日の仕込み作業に取りかかります。
(それぞれのご利用者の得意を活かせるように取り組んでいただいています)
 
●12:00~お昼休憩       
お弁当を家から持ってくる人、自分で作ってくる人、ブリッジで作ったものを食べる人もいます。
 
●13:00~洗い物・片付け    
お弁当容器、食器類など使ったものを洗い、厨房をきれいにします。早く終わらせて、帰ってからの自分の時間を大事にするため、皆さんテキパキ自分の役割をこなしていきます。
 
●14:00頃 終了        
ご利用者が帰られてからは、スタッフ各自が自分の仕事に取り掛かります。例えば、お弁当の献立を考えたり、野菜の注文をしたり、他部署との会議に参加したりします。
 
ご利用者との関わりのなかで大事にしていることは、その人の得意なことを活かすように支援を考えていくことです。皆さんブリッジで仕事をしたいという強い気持ちを持ってまいにち通っておられます。それぞれに苦手なこともありますが、それは支援者も同じこと。お互いに得意なことで活躍し合って、おいしいお弁当を皆さんに届けていきたいと思っています。

【ちょっと特別編】 プールと夏祭りを振り返って

2017-07-11

 梅雨もそろそろ終わりでしょうか 夏の厳しい暑さが日に日に増してきていますねcool

さて皆さん、夏と言えば・・ enlightened 今年もやりますアテナ平和の夏祭り 年々来場者数が増えており、毎年ご盛況頂いているアテナ平和の一大イベントであります プール開放と併せてホームページのトップ画面ではすでにお知らせしていましたが、今回この日記ではその歴史を少し振り返って見たいと思います

 

 さかのぼること9年前 平成20年が夏祭りの第1回目となります 当時は今のように盛大なものではなく、入所者さんだけを対象とした小さな規模でしたfrown そして記念すべき第1回目は悲惨な程の大雨に見舞われました・・crying 翌年の平成21年 アテナ平和初代館長の西川さん(現理事長)が「祭りをもっと盛大に。そして子供向けのプールをしよう」と言い始めたのが発端で、プールと夏祭りが本格的に始動しますyeswink 当時はプールもなければ、緑化スペースを彩る提灯に必要な電源もありませんでした その夏に向け、緑化スペースに提灯用のコンセントが増設され、大型プールを購入することとなりました 提灯は祭りに向けて急遽ホームセンターで購入してきましたが、結局数が足らず、色も3色だけでした いざプールを始めたものの、なかなかお客さんが来ず、その年は1週間実施し10名ほどの利用人数でした 子供向けイベントということで、”さくら”としてスタッフの家族を呼んだり、同法人の児童平和寮の子供たちに来てもらったりして、徐々に地域への認知度が高まっていくこととなりました

 

 これらのイベントは多くの方々の協力の元成り立っています プールや祭りを地域の方々へ宣伝するのを手伝って下さった町会長様、毎年フランクフルトを寄贈として下さる保護者様、イベントの度に「協力しますよ」と言いプールの監視員や寄席の受付をやって下さる家族会の会長様crying その他多くのボランティアさんや作業所連絡会のスタッフの皆様などなど お礼を言いたい方は数知れず・・ 本当に感謝感謝感謝です

 

 今年も皆様のご協力を頂き、夏のイベントを必ず成功させます 至らない点も多いかと思いますが、この先10年20年と気長にお付き合い頂ければ幸いです どうぞ、よろしくお願い致します

 

【ここで突然ですが・・ アテナクイズ

購入してからずっと、使用しない時期は緑化スペースの端っこに立てかけているプールアテナ平和の5階と屋上には立派な倉庫が複数あるのですが、プールをそこに保管しないで屋外に置いているのは何故でしょう ~正解はまた次回の日記で~

【特別編】密着第二弾!わかばIさんの一日③

2017-07-05
⑦これは利用者さんからの相談内容を所定の様式にまとめている所です。パソコンでの書類作成が便利な世の中ですが、ここではあえて鉛筆書きを行っています。直接パソコンに入力するより、こういったアナログなやり方で先に考えをまとめておく方が、その後の書類作成がスムーズにいくとのことです。人それぞれ色々な仕事のやり方がありますね。しかしこう見ていると、本当にデスクワークが多い仕事だと感じてしまいますが、冒頭に申しあげた通り、これも利用者さんを見えない所で支えている「現場支援」なのです。
 
⑧17時半、わかばの業務は終了となります。最後まで電話対応をしているIさん。電話対応に始まり電話対応に終わるのですね。業務の終盤ですが、心掛けている「公平な電話対応」ができており、本当に素晴らしい「人」だと感じました。

 今回取材に協力してくれたIさんですが、ご紹介した業務の他にも阿倍野区地域自立支援協議会では会長をされていたり、アテナ平和の主任ということで主任業務もこなしたりしていますyeswink気力・体力を人一倍使う立場なだけに、何か特別なことをしているのかと聞いて見た所、「特に何もしていないです。自分が仕事を頑張ることで阿倍野区の障がい福祉情勢が少しでも良くなるのだと思うと、どんなことも苦にならないですね」と話されており、そこには後光が差していました
 取材にご協力下さり、本当にありがとうございましたcryingこれからも今の姿勢のまま頑張って下さい
 ではまた次号をお楽しみに

【特別編】密着第二弾!わかばIさんの一日②

2017-07-05
④約1時間後、訪問を終え帰館です。カメラには写らないですが、自転車のタイヤが高速移動に耐えられず悲鳴を上げています。また訪問後の相談内容を頭の中で整理しながら自転車を漕いでいたと言う事で、出発前とは違って背中に哀愁を感じます。
 
⑤12時半からわかばの休憩時間となり、スバルスタッフ同様アテナ平和の館内でブリッジのお弁当を食べます。午前中に使った頭と体を癒すべく、美味しい昼食で栄養補給です。「この仕事における僕の一番の悩みは、ブリッジのお弁当が美味しすぎて箸が止まらないことなんです」とIさん。(どこかで聞いたセリフですね)
 
⑥休憩後、昼からの業務も電話対応から始まります。満腹になって押し寄せてくる眠気が吹き飛ぶ程、相談支援事業所の業務は多忙を極めます。一件の電話が終わった直後にまた電話がなり、合間に取ったメモや資料で机上が埋めつくされていくのが分かります。このデスクワークをいかに迅速に処理できるかで仕事の力量が問われるようです。

【特別編】密着第二弾!わかばIさんの一日①

2017-07-05
 現在、大阪市では障がいをお持ちの方々やご家族からの相談に応じる為の窓口が設置されていますyes阿倍野区におけるその窓口となるのが“わかば”ですenlightened大阪市から委託を受けており、正式名称を「阿倍野区障がい者支援センター わかば」と言います“阿倍野区代表”“相談支援の核”という壮大で要塞のような事業所をイメージしてしまいそうになりますが、実際にはこじんまりとした事務所に、この上ない程に温厚なスタッフが勤務していますblush今回はこの“わかば”に勤務するIさん(入職13年目)の一日に密着したいと思います
 
 よく我々の業界では「現場支援」という言葉を耳にしますsurpriseこれは入所支援、生活介護、就労支援、短期入所、グループホーム等で使われる事が多く、相談支援は「現場支援」に該当しないと思っている方がいるようですが、相談支援も立派な「現場支援」なのですindecisionそれぞれのサービスの利用を開始する前、多くの方が相談支援事業所を訪れていますどういったサービスをどれくらい必要としているのかまた今後どういった見通しでサービス利用を進めていくのか等、全て相談支援事業所のスタッフが利用者さんやそのご家族さんと入念に話し合って考えられていますでは利用者さんに関るのはサービス利用前だけなのかというと決してそうではなく、サービス利用開始後のモニタリングであったり、他機関との連絡調整を行ったり、時には余暇として調理実習や遠足などにも出かけますこれは極一部で、他にももっとたくさんの業務があり、そういった観点から相談支援はまさに「マルチ現場支援」と言えるでしょう
 
①わかばの業務は朝9時から始まります。時計が9時を告げると電話が忙しく鳴り響き出します。利用者さん・事業所・役所等など、様々な方面から問い合わせの電話がかかってくるのです。それだけでもこの地域におけるわかばの重要・必要性が分かります。Iさんの一日はその電話対応から始まります。「電話では顔が見えない分、直接会って話す時よりも一層言葉使いや話す速度・トーンに気をつけています。一日通し電話対応の回数が多く、業務の後半になると無意識に疲れが出てしまいそうになりますが、電話を下さった皆さんへ公平な対応ができるよう心掛けています」とIさんは言います。よく「傾聴」を心掛けるようにと言いますが、Iさんの電話対応はそのさらに一段階上のクオリティでした!
 
②一通り電話の対応が落ち着いた所で休む間無くパソコンへ向かいます。ここでは最近相談を受けた利用者さんの支援計画の作成を行っています。相談支援のスタッフは利用者さんが目指しているゴールへの道案内人であり、その方に携わる機関や資源との“つなぎ”の役割を担っています。Iさんはよく「僕はコロッケの中の卵なんです。美味しいコロッケ(利用者さんが望む生活をかなえるための支援計画)を作るために“つなぎ役”の姿勢でパソコンに向かうんです」と話しています。
 
③颯爽と自転車にまたがり利用者さんのお宅へ向かいます。これは「訪問」と呼ばれる業務で、直接わかばへ来所することが困難な方や、生活環境の状況確認が必要な場合スタッフが利用者さんのお宅へ伺います。多い日には一日4件以上のお宅を訪問することがあるそうで、「移動時間が勿体無いんです」と言い目にも止まらぬ速さで出かけて行ってしまいました。写真は奇跡的に写せた一枚です。
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