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法人本部 施設日記

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『平成30年度法人職員合同研修会』を行いました

 平成30年11月15日(木)ホテルバリタワー天王寺にて、平成30年度法人職員研修会を行いました。理事長の挨拶のあと、昨年度の人事考課の優秀者の表彰があり、それからは、今回の研修会のテーマ「介護支援の新しい形~グローバルな福祉をめざして私たちができること~」に沿ってすすめられました。
 法人で外国人雇用を始めるに至った経緯ですが、介護・支援を支える人材不足、福祉業界全体的に福祉の人材不足という観点からです。
 介護に関して言えば、平成28年度の介護従事者は約183万人ですが、高齢化の進行等に伴い、7年後には約250万人の介護従事者が必要になってくると予想され、ますます職員確保が難しくなってくると予想されます。そのため、法人としましても外国人労働者の受け入れも視野に入れていくこととなりました。
 そして昨年の7月から外国人雇用を開始し、現在、法人内では7名の外国人の方が働いてくれています。7名のうち、6名の方が学生さんです。日本の学校に通う、留学生の方々です。
 法人としての外国人雇用に対する考えとしましては、ただ単に労働者不足を補う外国人雇用ではなく、また人件費を抑えるための外国人雇用ではありません。最近の報道でよく聞く、技能実習生でもありません。日本人と同じ条件で働いてもらい、福祉の人財として、法人の人財として外国人雇用をしています。
 今は学生さんで、非常勤職員ですが、その中から更に福祉の道を志す人が現れれば、在留資格の問題から、介護福祉士の資格を取ってもらい、将来的には法人内で常勤職員として働いてもらいたいと考えています。
 今回はその中から、スリランカ人1名、中国人1名、ベトナム人3名の計5名の方に参加していただき、自己紹介と、みんなからの質問に答えていただきました。かなり緊張をされていた様子でしたが、一生懸命答えてくださり、また愛らしい様子に、きっと支援の現場でもこんな姿なんだろうなあと嬉しく思いました。
 彼らはわからないことだらけの現場で、一つずつ学んでおられることだろうと思いますが、それ以上に一緒に働く職員は利用者さんの支援の向上のために、共に力を合わせて工夫と努力が必要だと思います。考えの違いや感覚の違いは多々あるかもしれませんが、それは支援の場での利用者さんを理解しようとする気持ちと同じではないでしょうか。
 彼らが遠い未来、日本で感じた温かい気持ちを母国で思い出したり、活かしてくれるような日々を送っていただきたいなあと思いました。
 
 お忙しい中、今回の研修会にご参加いただいた、理事・評議員・監事・第三者委員・サービスの質の向上委員会の皆さま、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
 
 最後に、今回の担当施設であった、さつき・まつのき園、たんぽぽ園の職員の皆さん、チーム力抜群で、和やかな雰囲気でゲームも楽しませ、とてもすばらしい進行でした。おつかれさまでした!!
 
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