アテナ平和 施設日記
アテナ平和 施設日記
【特別編】密着第三弾!リズムSさんの一日③
2017-07-13
⑦洗い物や洗濯などの業務を行う中、あくまで利用者さんの支援が優先です。利用者さんから呼ばれることがあれば即座に駆けつけます。そしてその合間に利用者さんの様子や提供したサービスに関する記録をパソコンで入力していきます。どうしても他の業務に追われると重要な事柄を記録に入力し忘れてしまうことがあり、上手く時間を見つけてその都度入力を行っていかなければなりません。この日のSさんはその普段の業務に加え、翌月の確定した予約を伝えるための電話対応業務を行っています。夜間につき電話が繋がった際には「夜分恐れ入ります」という挨拶から始まり、相手が今予定を控えられる状況か、聞き取りやすくはっきりとした言葉使いができているか等を考慮しながら丁寧に用件を伝えています。
⑧20時半になると、全利用者さんへ眠前の水分補給とし、お茶を配って回ります。その際眠前薬のある方は服薬も行っていただき、その後きちんと就寝できているかどうかの確認とし、21時に見回りを行います。もちろんこの時間はまだ起きてらっしゃる方もいるのですが、安全に一晩を過ごして頂く為、入念に見回りを行っていきます。リズムではその後23時、翌1時を見回り時刻と決めているのですが、心配性なSさんは一時間に1回と物音がした時には見回りを行っています。「命を預かる仕事とし、心配し過ぎることに越したことはないかと思っています」とSさん。
⑨そんなSさんも2時を過ぎると疲労が出始めます。最後の見回りを終え、2時半にようやく仮眠をとります。しかし夜勤中の眠りは非常に浅く、少しの物音ですぐに目が覚めて、また見回りに行くとのことです。その為、6時前のアラームが鳴った時にはいつも夜勤最大の難所「布団から出る」という試練と向き合うそうです。
起床後はすぐに朝食の準備にとりかかります。そして7時半の朝食時刻に合わせて利用者さんの起床介助を行っていきます。中には眠くて起きられないという利用者さんもいらっしゃり、そういった方には自身の退館時刻までゆっくりと個別に食事を摂っていただきます。朝の支援はそれに留まらず、整容やトイレ、荷物のチェック等の様々な業務があります。その中でも利用者さんを急かすことなく、いかに利用者さんのペースで帰っていただけるようにできるかがこの仕事の難しいところであり、やりがいだとSさんは言います。
9時から日勤者のフォローを受け、今回お泊りされていた利用者さんを全員送り出した10時。Sさんの勤務は終了となります。
起床後はすぐに朝食の準備にとりかかります。そして7時半の朝食時刻に合わせて利用者さんの起床介助を行っていきます。中には眠くて起きられないという利用者さんもいらっしゃり、そういった方には自身の退館時刻までゆっくりと個別に食事を摂っていただきます。朝の支援はそれに留まらず、整容やトイレ、荷物のチェック等の様々な業務があります。その中でも利用者さんを急かすことなく、いかに利用者さんのペースで帰っていただけるようにできるかがこの仕事の難しいところであり、やりがいだとSさんは言います。
9時から日勤者のフォローを受け、今回お泊りされていた利用者さんを全員送り出した10時。Sさんの勤務は終了となります。
夕方から翌朝まで夜勤者1名での対応となる現場で、いかに業務をスムーズにこなすか、いかに利用者さんのペースで生活していただくかを常に念頭に置き、自分の仕事のやり方を確立していたSさんはまさに素晴らしい「人財」だと感じました メロディ・リズムにおいて6年目の中堅という立場にして、リズムのリーダーを担うその背中に、今後この事業所をもっと良くしていこうという熱い想いが見てとれました 今回取材にご協力下さり本当にありがとうございました
まだまだアテナ平和には素晴らしい「人財」がたくさんいます 今後も続けてその「人財」を紹介していきますので、どうぞお楽しみに
【特別編】密着第三弾!リズムSさんの一日②
2017-07-13
④15時から夜勤者は1時間の休憩をとります。Sさんも生活介護に参加されている利用者さんに別れを告げ、休憩へと向かいます。そして16時になると短期入所サービスの開始となり、本日お泊りされる利用者さんが続々と来館されます。宿泊中で日中出かけておられた利用者さんへ「お帰りなさい」と声をかけるSさん。今日からお泊りされる利用者さんに対しても「お帰りなさい」と声をかけています。普通そこは「こんにちは」なのでは?と思ったのですが、Sさんは「家庭的な雰囲気を心掛けたいんです。今日からお泊りされる方に対しても、ここが自分の家・居場所と思っていただけるように。」と言います。声掛け一つにもその職員の想いが現れるものですね。
16時から17時の1時間は、メロディに勤務する日勤スタッフがリズムのフォローに入ります。17時以降は夜勤者1名で翌朝まで対応する事になるので、なるべくこの1時間に入浴介助を必要とされる方に入浴していただいています。時間に追われることもありますが、入浴介助は水周りで行う危険と隣り合わせの支援です。利用者さんが入浴している間は決して気を抜かず、入浴後は次の方の為に都度掃除して新しいお湯を張ります。
16時から17時の1時間は、メロディに勤務する日勤スタッフがリズムのフォローに入ります。17時以降は夜勤者1名で翌朝まで対応する事になるので、なるべくこの1時間に入浴介助を必要とされる方に入浴していただいています。時間に追われることもありますが、入浴介助は水周りで行う危険と隣り合わせの支援です。利用者さんが入浴している間は決して気を抜かず、入浴後は次の方の為に都度掃除して新しいお湯を張ります。
⑤入浴介助が済み、18時からの夕食に向け準備を行います。メロディ同様、食事は冷凍のお弁当を解凍し提供します。これはただお弁当を温めるだけの単純な業務ではありません。利用者さんの嗜好を考えた上でメニューを選定し、利用者さんの特性に合わせ食べ物の形状を調整します。また現在リズムでは利用者さんの嗜好調査を積極的に行っており、利用者さんからのリクエストに応え、毎月5のつく日(5日・15日・25日)は炊き込みご飯の提供を行っています。
⑥食事が済めば当然洗物が出ます。食器の洗物も、衣類の洗濯も、フロアの掃除も全て夜勤者が行います。普段から家庭でもこまめに家事をしているというSさんはこの業務を何の苦ともせず、すいすいとこなしています。そしてどれも決め細やかな仕事ぶりを見せており「仕事と思うと普段以上に頑張ってしまうんです。」と仕事熱心な発言も聞かれました。
【特別編】密着第三弾!リズムSさんの一日①
2017-07-13
短期入所事業所は、自宅で介護を行っている方が病気などの理由により一時的に介護を行うことができない場合に、短期間入所して頂き、夜間等も含め介護や支援を行う事業所のことで、「ショートステイ」とも言います 現在、阿倍野近隣区に短期入所サービスを利用できる事業所は数少なく、5年、当時アテナ平和の館長をされていた松岡さん(現ミネルヴァ阿倍野施設長)が「短期入所事業所を作ろう」と言い出したことをきっかけに、平成27年4月「単独型短期入所事業所リズム」設立へと至りました アテナ平和に入所されている利用者さんの職住分離を図る為、「生活介護事業所メロディ」を併設することとなりました 基本的には10時から16時が生活介護サービスの時間帯で、16時から翌10時までが短期入所サービスの時間帯となります
今回はこのリズム・メロディに勤務するSさん(入職6年目)に密着したいと思います
①リズムは日を跨いで夜間のサービス提供を行う事業ですから、当然夜勤があります。この日Sさんは夜勤勤務で12時からの出勤となります。16時のリズム開所時刻までは生活介護サービスに参加します。勤務開始後、すぐに昼食介助にあたります。メロディ・リズムには調理師や栄養士という専門職は勤務しておらず、健康食を扱っている会社で製造された冷凍のお弁当をスチーマーで解凍し、それにご飯とお汁を添えて温かいうちに提供しています。「えっ、弁当?」と思われる方もいるかもしれませんが、このお弁当は毎日・美味しく・健康に食べられることを根本に作られています。またメニュー数は年々増えており、季節に応じたメニューや行事食なども考案されていますので、毎日飽きずに食べていただくことができます。ですが、中には「ブリッジのお弁当が懐かしいな・・」と口にされる方もいらっしゃいます。
②昼食が済み、午後の活動が始まる14時までの間、スタッフは交代で午前中の記録入力を行います。夜勤のSさんはその間利用者さんとトランプをしたり、世間話をして過ごしています。最近ではネット環境が整い、活動フロアでもインターネットを使用できるようになり、利用者さんの間ではこの時間に動画を見ることが密かなブームとなっています。「時間に追われることなく、ゆっくりと利用者さんと関れるこの時間が一番好きなんです」とSさん。しかしこの日は事前にリズムの新規利用希望者さんとの約束があり、途中で現場を抜けることに。
開所当初は10名ほどだったリズムの登録者数はこの2年で100名に届く勢いです。特にこの時期はお盆や夏休みを控えているということもあり、新規利用希望者の見学が多くなります。初回の見学時には必ずご本人にお越しいただき、アセスメントをとらせていただきます。その中で実際に夜勤をしているスタッフの五感で、その利用者さんがリズムのサービスを利用する際、障がいの特性やご本人の意思などを丁寧に接しながら重点的に感じ取ります。後日支援者会議にて日程や予約状況、すでに利用されている皆さんとの相性などを確認し、契約させていただくかどうかの協議を行います。初回の面接を行うにあたり、2年前のSさんは「自分にできるのか?緊張する」ということを頻繁に口していましたが、今では立派にその対応をこなし、今年度よりリズムにおける“リーダー”という立場を担うようになりました。
開所当初は10名ほどだったリズムの登録者数はこの2年で100名に届く勢いです。特にこの時期はお盆や夏休みを控えているということもあり、新規利用希望者の見学が多くなります。初回の見学時には必ずご本人にお越しいただき、アセスメントをとらせていただきます。その中で実際に夜勤をしているスタッフの五感で、その利用者さんがリズムのサービスを利用する際、障がいの特性やご本人の意思などを丁寧に接しながら重点的に感じ取ります。後日支援者会議にて日程や予約状況、すでに利用されている皆さんとの相性などを確認し、契約させていただくかどうかの協議を行います。初回の面接を行うにあたり、2年前のSさんは「自分にできるのか?緊張する」ということを頻繁に口していましたが、今では立派にその対応をこなし、今年度よりリズムにおける“リーダー”という立場を担うようになりました。
③見学の案内が終了し、再びSさんはメロディの現場に戻ります。午後からの活動は内職仕事を行う班と、散歩へ出かける班、スヌーズレン班に分かれます。メロディでは外部業者から内職作業を頂き、それを活動の一環として利用者さんに行ってもらっています。もちろん、納品後に発生する給与は、内職に参加して頂いた時間に応じて皆さんへ配分させてもらいます。また、外出においてはただ近所を散歩するだけでなく、近隣の見識を深めるべく喫茶店を利用者さんと巡る「喫茶外出」を実施しています。初年度はその一年間の記録を取りまとめ、レポートを作成する取り組みを行いました。最近では皆さん馴染みの店ができ、常連と化している方も少なくありません。それぞれの活動全部が利用者さんからの意見を反映させ具体化したもので、Sさんに限らず職員全員が利用者さんの発信に聞き耳を立て、毎日サービスの質の向上を意識しているのです。
就労支援 ブリッジ 今日の作業風景②
2017-07-13
こんにちは
今回はブリッジ<厨房>の1日の流れについて、作業風景も交えながらお伝えします
<厨房>
●7:00~厨房スタッフが出勤
お弁当のおかずを作り始めます。
本日のメニューは 【鶏のチリソース・大根の煮物・ポテトサラダ・きゅうりの酢の物・ご飯・なめこのみそ汁】
●9:00~ご利用者が出勤
お弁当詰めを始めます。
汁物担当は汁物づくり、刻み食作りを進めます。
(出汁からこだわっています!!)
●10:30~お弁当の出荷
2台の車でそれぞれの配達場所へ出発します。
(地域の作業所・企業の研修センターなど)
その後、次の日の仕込み作業に取りかかります。
●12:00~お昼休憩
お弁当を家から持ってくる人、自分でつくってくる人、ブリッジで作ったものを食べる人もいます。
●13:00~洗い物・片付け
お弁当容器、食器類など使ったものを洗い、厨房をきれいにします。早く終わらせて、帰ってからの自分の時間を大事にするため、皆さんテキパキ自分の役割をこなしていきます。
●14:00頃 終了
ご利用者が帰られてからは、スタッフ各自が自分の仕事に取り掛かります。例えば、お弁当の献立を考えたり、野菜の注文をしたり、他部署との会議に参加したりします。
ご利用者との関わりのなかで大事にしていることは、その人の得意なことを活かすように支援を考えていくことです皆さんブリッジで仕事をしたいという強い気持ちを持ってまいにち通っておられます。それぞれに苦手なこともありますが、それは支援者も同じこと
お互いに得意なことで活躍し合って、おいしいお弁当を皆さんに届けていきたいと思っています